2025/07/04 14:32

お世話になります。株式会社Ringingです。
今回はWeb管理画面にログインしている状態から始まります。
ログイン方法につきましては、Yealink SIP-T43U管理画面ログイン手順のブログをご確認ください。

ビジネスの電話対応において、「今対応できないから、いったん保留して別の人に取ってもらう」といった場面はよくあります。そんなときに便利なのが 「パーク保留(Call Park)」 機能です。 

この機能を使うと、席を移動しても、他の人でも、保留された電話を拾えるようになるというわけです。 

今回は、Yealink T43U IP電話機でパーク保留を使うための設定・操作手順を、解説していきます。 

  1:アカウントの設定

パーク保留のキー設定の前に「アカウント設定」が必要な理由 

Yealinkの電話機は、単体では使えません。SIPアカウント(電話回線のようなもの)を登録して初めて通話機能が使えるようになります。 

このアカウントを通じて、電話機は社内のPBX(電話交換機)や外線と通信できるようになります。 

2:電話機操作・パーク保留のキーを設定する前に知っておくこと 

「BLF」ってなに? 

BLFとは Busy Lamp Field の略で、「ほかの電話機の状態をランプで表示できる機能」です。
たとえば、「701」という番号が話中かどうか、ボタンのランプで一目で確認できるのがBLF。 

パーク保留では、BLFを使って: 

  • 「701」や「702」などのパークスロットの状態(空き/通話中)を確認 

  • 押すことで保留通話を転送 or 再取得 

「Call Park」ってなに? 

Call Park(パーク保留)とは、簡単に言うと: 

電話を保留にしておいて、どの電話機からでも再度受け取れるようにする機能 

例: 電話を受ける → パーク保留(Call Park)ボタンで「700」に保留 → 他の電話機から「701」ボタンで再取得 

このように、Call Parkを使えば、内線間の連携が非常にスムーズになります。 


3:パーク保留のキーを設定する 

前のステップでアカウント(SIP設定)が完了していることを前提に、いよいよ「保留を共有できるパーク保留」機能をボタンに割り当てていきます。 

Yealink SIP-T43Uの設定画面(Web GUI)を使って、「Line Key(ラインキー)」にパーク保留用の設定を行う手順を説明します。 

 1. 「Call Park」キーの設定(保留するためのボタン) 

  • Line Key6(6番目の物理ボタン) に 

  • TypeCall Park 

  • Value700(=保留の受付番号) 

  • Labelパーク保留(=画面上の表示名) 

  • LineLine1(=使用するSIPアカウント) 

このキーを押すことで、現在通話中の相手を「パーク番号700」に保留する、という動作を行います。 

2. 「BLF」キーの設定(再取得するためのボタン) 

  • Line Key1〜5 に 

  • TypeBLF 

  • Value701705(=パークされた通話を再取得するスロット) 

  • Labelパーク701パーク705 

  • LineLine1 

このボタンを押すことで、保留された通話を他の電話機から「再取得」することができます。 

以上が、パーク保留のキー設定・操作になります。

今後とも、「Ringingオンラインショップ」をよろしくお願いいたします。